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代表取締役ブログ

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不況に打ち勝つ為に友人がとった行動とは

英文コピーライターの一條彰です。 こんにちは。

今更語るまでもありませんが、世の中不況です。 一年前までは史上空前の利益を出していた企業も今や過去最高の大赤字で苦しんでいるというのも特に珍しいお話ではありません。

派遣切り、賃金カット、ベア無し、早期退職者の募集・・・等 不景気なニュースが毎日の様に新聞やテレビを賑わしています。 明るいニュースを見たいのですが、暫くは私の希望が叶いそうにありません。

その様に暗いニュースが続く中、私は一つ将来に希望を持てる、明るい生き方としてとても参考になる考え方をテレビ番組で拝見しました。



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爆笑問題(コメディアン)が司会を務めている番組での出来事でした。 俳優の板東英二さん(元中日ドラゴンズのリリーフエース)が熱心に、『小学校の授業 に”金儲け”を入れる』ことの有効性を訴えておられたのですが、バラエティ番組であるにも関わらず、私は 人々が生活を守る為に実践しなければならない大 切なことを再度認識させられたのです。 それらは何だったのでしょうか?


1.将来を見据えて備えること

板東投手は夏の甲子園大会で一大会に83の三振を奪った記録を打ち立てており、今もこの記録は破られていません。 そしてドラゴンズに入団しリリーフエースとして大活躍するのですが、11年の現役生活を引退した後 芸能界に入り活躍します。

プロ野球で11年も活躍したのだから 現役時代は相当努力したのだろうと想像されるのですが、 板東選手はその当時から将来を見据えてサウナの経営やジュークボックスの販売をしていたのでした。

特に二年目で牛乳販売店を購入して収入の足しにするなんて、常識的なプロ野球選手ならば絶対にやらないことでしょう(何故なら 二年目で戦力外になることは稀で大抵の選手は一軍にあがって活躍をする為に野球に専念する為)。 

野球だけに専念することで、現役時代は周りからチヤホヤされることから何時までもこの状態が続くと勘違いし、引退後に備えられず苦しんでいる元プロ野球選手の方がおられるのに対し、自らの能力を早い時点で察し引退後に備えた板東さんは見事だと言えます。

これを身近な事例に置き換えてみましょう。 ほんの少し前まで我々は、好景気で派遣切りや従業員のリストラが大量に行われるなんて想像もつかなかった筈で す。 1月の完全失業者数は4.1%でした。 12月は4.4%でしたので改善された様にみえますが、失業者の人数はずっと増え続けています・・・。 い まや、安泰だと思って入社した大手企業の正社員も会社の都合で職を失う可能性が全く無い訳ではありません。

又、以前まで認められていなかった副業が 最近になって、日産自動車、三菱自動車、日立、富士通、東芝・・・と大手企業でも認められる様になりました。  これは 『今まで正社員になることで従業員が豊かに暮らしを送る為の福利厚生、給与、退職金等を全て会社側で面倒を見て来ましたが 今後は自活して下さ い』というメッセージの現れでもあるのです。

”会社が従業員の生活を最後まで見る”というビジネスモデルは既に崩壊しているのです。 会社に依存すること無く生活する為には 早い段階で板東さんと同じ様に将来に備えることが大事ですね? 



2.ピンチに陥っても慌てないこと

板東さんは今でこそ景気の良い生活をなされている様ですが、 契約金を株で失ったり、事業がうまくいかなかったことの積み重ねで17億円の借金を抱えられ ていたことがあったそうです。 芸能人だから返せた金額かもしれませんが、これを抱えて生活するのは並大抵の苦労では無かった筈です。

莫大な借金を抱えてトラブルを起こし駄目になっていく人はたくさんおられますが、 開き直って頑張って借金を返済されたから今でも板東さんはテレビで大活躍されている訳です。


自身もスケールの差こそあれ、似た様な経験があります。 大学に入って 風邪をひいて二週間寝込んでしまいました。 授業を受けることが出来ず 単位を落とし 退学勧告を受けてしまったのでした。 

アメリカの大学はとてもシビアで、一定期間規定の成績を修めることが出来ていない生徒は簡単に退学処分を受けてしまいます。

私が不本意な成績を修めたことで取り乱していたら 恐らく成績は更に悪化し、大学から追い出され 中途半端な状態で日本に戻って来ていたことでしょう。  慌てずに再起をかけて計画を立案、そしてそれに従ってGPAを回復すべく処置したことでめでたく卒業することができたのです(といっても赤点スレスレで卒 業した訳ではありません。)。


収益が思う様にあがらず 貯金が底を打ち パニックになられる方も中にはいらっしゃいます。 その様な状態に陥らない様に心掛けることがそもそも大事なのですが、 万が一の時も 現状を打開する解決策が必ずありますので落ち着いて冷静に判断することが大事です。

現在の様に不況ですと、マスコミはコゾってネガティブなニュースを流すことで人々に緊迫感を煽ります(事実でしょうが、必要以上に煽っている気がします。  そしてマスコミがその様なニュースを流すには理由があります。 → 大衆がそういうニュースを好んで新聞や雑誌が良く売れるからです。)。

世間が不況でも 利益をあげて(中には優雅に)生活されている方はたくさん いらっしゃる訳です。 貴方も同様に冷静に具体的な利益をあげる方法を模索し実践することで逆境の中でもたくましく生き延びられます。 

目的を達成する為にはご自身を見失わない様にして下さい。 

 

3.諦めない姿勢

2003年に阪神タイガースが18年ぶりに優勝した時の星野監督の合い言葉が「勝ちたいんや」でした。 しかし、これはもともと板東さんが考案した言葉なのでした。

2003年に星野監督とゴルフをしている際、ズルを指摘された時に板東さんがとっさに発した言葉がそれだったのでした。

ズルはいけませんが、このエピソードは板東さんの何事に対してもどん欲な姿勢の現れです。 


現在の日本では、格差や政治の問題が大々的にニュースでとりあげられ これらの不安からか(はたまた世の中が豊かになったからか)ニートの数が増えており、挑戦する前に諦めてしまう人が多くなっている様な気がします。

又、ネガティブなニュースに影響されることで 人々も自信を失い 悲壮感が漂う職場も増えているのではないでしょうか?

確かに現在の日本は我々にとって厳しい環境でしょう。 だからといって環境に流されて 努力する前に諦めてしまうのはナンセンスです。
 
”強くたくましく生きる!”   その為には、不屈の精神で外部の環境に流されずに目的を達成する姿勢がとても大事なことを板東さんから学習した気がします。 



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この番組で、自らの成功を望むならば成功者の体験を聞いたり、成功者やその道の専門家から教えを請うことが大事なことを再認識しました。 そして これを見たことで私はある友人の行動を思い出しました。

その友人はサラリーマン時代に知り合いました。 彼もサラリーマンでしたが、就業規則で副業が禁止されていたにも関わらず インターネットでビジネスを営んでいたのでした。

当然 会社に隠れてそれをやっていたのですが、彼の考え方は当時 我々がおかれていた環境からすると とても先見性があったと言えます。 

当時 その業界は残業が盛んで週末も出社する様なとても忙しい状態でしたが、 今や不況に苦しんでおり モノが売れない為ラインを止めて全社一斉に休業に 入ったりして調整しているのです。 本年度の大学生の就職希望ランキングも一気に圏外に陥り、盛況だった日々はもはや過去の面影です。 

彼は来たるべき時に備えて 本業以外から収入を得る術を得ていたことから、 現在、生活に逼迫することなく 同僚よりも優雅に過ごしています。

これは結果論かもしれませんが、 早い段階で具体的な利益をあげる方法を模索し実践したことで 環境に左右されず、快適に生活出来る基盤をつくることが出来たのです。

最初は利益も出なかったのにコツコツと諦めずに続けたのが良い結果を導いています。


私は決して 就業規則で禁止されている副業の実践を推奨している訳ではありません。 しかし、何がおこるかわからない世の中で万が一の時の為に備えておく姿勢が大事なのではないか?と思います。 

日本の経済状態が悪化し企業の倒産が相次ぐ様になれば 当然 失業者の数も増え 求人への倍率もあがります。 その様な時に貴方が職を失ってしまった時に当面の生活を維持する為の収入源をお持ちでしょうか?

大抵の方はお持ちで無いと思います。 会社に帰属し、忠誠心を持って組織に貢献する意識を持つことが日本人の素晴らしさでしょう。 チームワークが良いのは日系企業の最大の強みです。

しかし その様な忠誠心が従業員の生活を圧迫してしまうこともあるのです。 ルールに則って生活をしていたら いざ 会社が駄目になった時に共倒れになってしまうでしょう。

その時になってからじたばたしても遅過ぎるのです。 『正直者が馬鹿を見る』典型例で 本当に悲しいことですが過去にたくさんの方が日系企業が倒産した時に収入源が無くて途方にくれる事例を私は見ています。 

今まで会社に滅私奉公することによって救われる、『頑張れば状況は必ず改善する』、と頑張って来られたのに いざ会社が倒産してしまうと今迄拠り所としていたものを失うことで 精神的に大きなダメージを受け回復するのに思ったよりも長い時間を費やすケースが多いです。

この様な状態に陥らない様にする為にも備えは必要です。 緊急時に会社員が収入を得られる状態にしておくにはどういう準備をしておけば良いでしょうか?

例えば、手に職を付けておく。 大工仕事や工事現場で働く能力 実用的な資格をとっておけばいざと言う時に役に立ちそうですね?

又、余った土地をお持ちの様でしたら空いた時間に農業をやるというのも選択肢のうちの一つです。 喰いっぱぐれ無い状態を築くことが出来ます。

そして モノを売ることが好きな方なら、インターネットでモノを販売する準備を進めておくことなんか良いのでは 無いでしょうか?

実際に店を出すと、土地代、建物代、光熱費等その他もろもろの費用が大量に必要になりますが、インターネットで出店
する場合は 比較的安価で店舗を出すことが可能です。

私の知人の様にサラリーマンをやりながらスペアタイムを使って収入をあげることが
出来る様になった人もいる訳ですので オプションの一つとしては悪くない選択肢だと思います。

しかし、同じ様なことを考える人が増えて来ていることから早い段階で取り組まないと市場で自らの地位を築くことは難しくなるでしょう。 又、他と差別化をしないと利益を確保することは難しくなるでしょう。 どうすれば良いでしょうか?

未だ誰もネットで販売していない商品を売ったり、既存の業者があまり手をつけていない市場で仕組みを構築しておくことが有効に思えます。 

例えば、外国市場ではスーパーでも簡単に手に入るものがMEIDIYAに行けば高値で取引がされている様に、日本市場では普通に手に入るものでも滅多に手に入れることが出来ない外国だと 飛ぶ様に そして 高値で売れる訳です。

外国に行けば日本のスーパーで100円で売っているものが200円、時には300円以上の値段で売られていることなんて珍しいことではありません。 Collectibles(マニアが収集する様なもの)ならば10倍以上の値段がついていることも良くあります。

私の知人も海外で手に入れることが難しい日本の日用品を3倍の値段で売って利益をあげていました。

万が一勤め先からリストラされてしまっても、インターネットで外国市場に日本のモノを販売する方法を知っていれば、当面はこれでやっていけそうですね? 是非 将来に備えてその方法を学習しておきましょう。

大事なのは何を学習するかですが、 外国市場が求めるモノの調査方法と 外国人のお客様に商品の素晴らしさをお伝えする方法、この2点を学習しておけば大丈夫です。



これらをマスターして成果を出すことは簡単ではありませんが、経験を積み重ねることで確実に成果を高めることが可能です。 いざと言う時に備えて学習しておいても損は無いと思われます。 

そして、これを信じて積極的にアクションを取って頂ける前向きな貴方に一つだけアドバイスがありますので、聞いてください。 それは、『商売で成功を収めるには良いタイミングに巡り会うことが必要!』だと言うことです。 

競合が市場に参入する前に、販売される商品の賞味期限が切れる前に、 未だその商品に希少性がある時に販売しなければ利益をあげることは大変難しくなります。 普段から絶えず海外市場の動向やお客様の嗜好の確認を行う様にして下さい。



貴方も苦境にめげずに大成功を修めた板東さんの様に 余裕を持った生活をおくりたいと思いませんか? 備えあれば憂い無し。 環境に左右されずに良い生活を送る為には早い段階から準備を進めておくことが有効です。


ご成功をお祈り申し上げます。

 

 

 

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